独断のFX用語解説で「レバレッジ」と一致するもの

取引をした2通貨の金利差のことです。

例えば、米ドル/円でみると、米ドルの方が円よりも金利が高いので、米ドルの買いポジションを持って、取引の決済が翌日以降に持ち越される(ロールオーバーする)と、金利差分を受け取ることが出来ます。

逆に、米ドルの売りポジションでロールオーバーすると、逆に金利差分を差し引かれることになります。

これは、週末をまたいで持ち越した場合は土日分のスワップも加算されます。

 

スワップ目的で米ドルを持ち続けている方もいますが、

円高の局面でも円安に戻るまで待てるだけの気長さと含み損で強制決済されないための財力も必要となります。

 

また、デイトレードなど超短期決済を主とする取引であっても、スワップを支払うことになりかねない「売り」に抵抗がある方も多いようです。

 

スワップでどれくらい損益があるかは、FX業者で異なります。

レバレッジやスプレッドで差別化を図るFX業者がいるように、スワップポイントを売りにしているFX業者もいます。

レバレッジとは直訳すると leverage てこの作用 です。

 

「てこ」という言葉自体、日常でほとんど使う言葉ではありませんが、

「少ない力で重い物を動かす仕組み」です。

 

FXでは、通貨を売買するわけですが、売買単位はパンパじゃないです。

ドルを買う場合、そのときの為替相場の円、例えば110.00円だからといって、

  100円玉×1枚、10円玉×1枚 で最低限の取引ができるわけではありません。

 

売買単位は多くの場合「1万ドル」です。

つまり、110.00円×1万=1,100,000円です。100万円超えるんです。

でも、100万円を自由に使える人なんて一般庶民に多くはいません。

 

そこででてくるのばレバレッジです。

例えば、レバレッジが10倍だとすれば、11万円の証拠金があれば取引できることになります。

レバレッジが100倍なら1万円の証拠金で取引できます。

 

レバレッジが高くなるほど、少ない資金で取引でき、大きく儲けるチャンスがありますが、同様に大きく損する機会も多いことになります。

 

また、「証拠金」とは、取引するために最低限キープしなければいけない金額です。

実際の取引では証拠金+為替変動に耐えうるだけの金額 が必要になります。

為替の変動の例をあげると、レバレッジ100倍なら 1銭変動すると、100円、1円変動すると1万円動きます。

ドル買いで利益が出るのを待っているうちに、予想と反対に相場が動いたとき、含み損が証拠金まで食ってしまうと、強制決済されることになってきます。

ロスカットルールの確立が最も大切ですが、為替変動による含み損にあるていど耐えうるだけの資金の用意も必要です。